2013年1月29日火曜日

節分について

今年も2月3日に節分を迎える。節分について「語源由来辞典」に記載されている説明を紹介します。
節分は、季節の分かれ目の意味で、元々は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれの前日をさしていました。
節分が特に立春の前日をさすようになった由来は、冬から春になる時期を一年の境とし、現在の大晦日と同じように考えられていたためである。
立春の節分に豆をまく「豆まき」の行事は、「追儺」と呼び、中国から伝わった風習である。「追儺」の行事は、俗に「鬼やらい」「なやらい」「鬼走り」「厄払い」「厄落とし」「厄神送り」と呼ばれ、疫病などをもたらす悪い鬼を追い払う儀式で、文武天皇の慶運3年(706)に宮中で初めて行われた。
一般的に豆まきに使う豆は炒った大豆であるが、豆まき後の掃除が簡単なことや、まいた豆も食べられることから、地方によっては落花生を用いる所もある。
鰯の頭を、柊の小枝に刺して戸口に挿す風習は、近世以降行われるようになったもので、これも魔除けのためである。
また、節分に巻き寿司を食べる風習は、福を巻き込むという意味と、縁を切らないという意味が込められ、恵方に向かって巻き寿司を丸かぶりするようになった。
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