2023年2月24日金曜日

野洲川周辺の摩崖仏を巡る

 近隣の里山を散策していると石に仏像を刻んだ野仏を

よく目にします。石仏、摩崖仏、お地蔵さん、五輪塔など、

いろいろな種類の仏像があります。

あるものは今でも人々の信仰を集め、地域で守られ、

お賽銭があげられ、花が供えられているものもありますが、

山道や旧道、森の中などにひっそりと佇んでおられるものも

多くあります。

 初めは旅人や里人の安全をまもってもらえるよう

祀られたものが、風雨にさらされ数百年を経て、風化が進み、

お地蔵さんなのか、阿弥陀さんなのかも定かでなくなっている。

そんな石柱にもどこか懐かしい、親しみを感じるのは祀った人の

思いが伝わってくるからでしょう。

 野山を散策しながら、石仏を見かけると、昔はこの辺りを

多くの人が行きかっていたんだと伝わってくるようです。(ふ)