2012年8月3日金曜日

近江妙蓮

近江妙蓮は慈覚大師(円仁、794~864)が唐から持ち帰り、滋賀県守山市中町の大日池(妙蓮池)に植えたと伝えられています。
室町時代から600年もの間、田中家及び地元の人々によって守り育てられてきた貴重なハスです。皇室や将軍にも献上されました。「近江妙蓮」の名は、大賀一郎博士が命名しました。昭和40年には滋賀県天然記念物に指定され、昭和50年には守山市の花に指定されました。
蕾のときは一つの花に見えますが、外側の花弁が開いた後は一茎に2~12の花群が見られ、花びらは2000~5000枚にも達する大変貴重なハスです。    supo