2012年4月17日火曜日

認知症に関するWHO報告書について

世界保健機構(WHO)は認知症に関する初めての報告書を発表しました。この内容は衝撃的でした。地球全体の高齢化に伴い、世界中の認知症の患者数が20年後には今の2倍、40年後には3倍に増えるという予測を発表しました。国連の人口推計に当てはめると、2050年の人類は100人に1人以上が認知症患者という時代を迎えると予測しています。 世界の認知症患者は、現在3、560万人。世界人口70億人の約0.5%、200人に1人の割合です。
他方、国際通貨基金(IMF)は世界全体で人間の寿命が現在の想定より3年延長した場合、社会保障費などのコストが2050年までに5割増加するとの報告を発表しました。
ガンや認知症への有効な薬の開発などにも期待しますが、一方社会保障費の増大など、今後検討すべき課題を提起されたと思います。
なお、認知症の記事の詳細は「シニア生活お役立ち集」に載せましたのでご覧下さい。