2015年2月3日火曜日

節分について

今日は「節分」です。「立春」の前日で、語源由来辞典では、次のように説明しています。
節分は、季節の分かれ目の意味で、元々は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれの前日をさしていました。
節分が、特に立春の前日をさすようになった由来は、冬から春になる時期を一年の境とし、現在の大晦日と同じように考えられていたためである。
立春の節分に豆をまく「豆まき」の行事は、「追儺」と呼び、中国から伝わった風習です。
「追儺」の行事は、俗に「鬼やらい」「なやらい」「鬼走り」「厄払い」「厄神送り」と呼ばれ、疫病などをもたらす悪い鬼を追い払う儀式で、文武天皇の慶運3年(706)に宮中で初めて行われました。
一般的に豆まきに使う豆は炒った大豆であるが、地方によっては落花生(豆まき後の掃除が簡単)を用いる所があります。
鰯の頭を、柊の小枝に刺して戸口に挿す風習は、近世以降行われるようになったもので、これも魔除けのためです。
また、節分に「巻き寿司」を食べる風習は、福を巻き込むという意味と、縁を切らないという意味が込められ、恵方に向かって「巻き寿司」を丸かぶりするようになりました。
主に大阪の船場で行われていた風習でしたが、大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行った「巻き寿司の丸かぶり」のPRイベントがマスコミに取り上げられて、関西地方に広まり、後にコンビニ等でも販売され全国へ広まっていきました。
上の写真は京都吉田神社にある「節分」にまつわる絵です。  supo