2012年1月13日金曜日

干支と辰年について

今年は辰年ですが、十二支の中で「辰」だけが想像上の動物です。今年は、是非「昇竜の年」となる事を期待しています。東日本大震災の復興の年でもあります。
「干支」は、十干と十二支を組み合わせた60を周期とする数詞。暦を始めとして、時間、方位などに用いられています。十二支の本義は、古代研究に便利な漢の釈名や、史記の歴書によっても、実は生命消長の循環過程を分節したものであって、実際の木だの、火だの、牛だのと直接関係のあることでない。
「辰」とは、十二支の5番目。年・日・時刻などにあてる。方角の名で「東南東」。陰暦の3月の異称。辰年とは、西暦年を12で割った際、余りが8となる年。「辰」について、語源由来辞典によると、「辰」の本来の読みは「しん」で、原字は「蜃」。動いているさまを描いたものです。『漢書律暦志』では、「動いて伸びる」「整う」の意味とし、草木が盛んに成長し形が整った状態を表すと解釈されています。これを「龍(竜)」としたのは、十二支を浸透させるために動物の名前を当てたものです。