大津市の長等山に行った際、林の中を歩いているとシャツの襟のあたりに
違和感を感じた。何気なく触れてみるとヌルっとして、動いている。
ムシかなと見た途端、それは尺取り虫のような動きをした。
「ヒェー、山ビル!」慌てて振り払い、地面に落ちたものは3倍ほどに身体を伸ばし、
獲物に戻ろうと体をひねっている。すぐに靴で踏みつぶし、こすりつけて粉砕した。
長居は無用、足早に日光の降り注ぐ明るい尾根に出て一息ついた。
鈴鹿の山中にいることは色々な人から聞いていたが、大津の裏山、長等山に住んでいるとは
驚いた。おそらく滋賀県の湿っぽい林の中にはどこにでもいるのではなかろうか。
シカやイノシシの進出についてきたと考えるのが自然であるのだろう。
次回からスパッツ等を携行して生き血を吸われないよう気を付けよう。(ふ)