2014年3月4日火曜日

ひな祭りについて

ひな祭り(3月3日)は「上巳」、「桃の節句」などと言われ、厄を人形に移して祓った「流し雛」の風習がありました。それらが発展し、雛人形を飾り、女の子の健やかな成長と幸を願う現在の「ひな祭り」となりました。 ひな祭りの起源は中国ですが、わが国では平安時代に「流し雛」が行われ、この厄払いの様子は京都の下賀茂神社などで行われています。 江戸時代に入り、徳川二代将軍秀忠の時に、秀忠の娘が宮廷に入る際、京都の御所で盛大な雛祭りが行われ、それ以降幕府や大奥でも雛祭りを行うようになり、やがて武士階級から町人と広まりました。 女の子が産まれて初めての節句を「初節句」といい、嫁方の親が子供の身代わりになって災いが降りかからないようにという思いが込められた雛人形を贈るとされています。       supo