2024年6月11日火曜日

撮影旅行 赤目四十八滝へ

  今回はフォトクラブの撮影旅行で名張の赤目四十八滝に行ってきました。

前日まで降り続いた雨も奇跡的に上って朝から晴天です。

心配した水の濁りもなくて、澄み切った水で素晴らしい写真が撮れそうだと

ワクワクしながら現地に到着しました。

 滝の流れを表現するために、NDフィルターを装着して三脚を立て

万全の状態で撮影に臨んだのですが、晴天が裏目に出て、木漏れ日が

滝の流れに差し込み、影の暗い場所と日当たりの明るいところの差が大きく、

どちらに合わせても露出がうまく調整できない状態になっていました。

 何とか直射日光を避けて影を選んでとってみましたが、狙ったアングルを

作成することが出来ませんでした。

 ちなみに赤目四十八滝の名前の由来は以下のような内容だそうです。

 『赤目』の由来は、役の小角(えんのおづぬ)が滝に向かって行を修めていると、

不動明王が赤い目の牛に乗って出現したという伝説から来ています。

赤目四十八滝の『四十八』とは数が多いことを意味します。

また阿弥陀仏が法蔵菩薩の時代、四十八願をたて五劫(ごこう)の

思惟(しゆい)をこらし修行を成就したしたことからこの名がつけられた

とも言われています。

滝の名前には、仏名に因んだものがたくさんみられます。

これは、赤目の自然景観を一大曼荼羅図(まんだらず)に見立て、大日如来

(毘盧遮那仏…びるしゃなぶつ)を中心として、千手観音、不動明王、吉祥天、

役の行者(えんのぎょうじゃ)などが並び、妙法山の阿弥陀如来を配している

ことから名付けられたもので、四十八滝を全周することで諸願が達成されることに

通じると考えられています。

またここから約3キロメートル西に今も屋敷が現存する伊賀忍者の祖

『百地三太夫(ももちさんだゆう)』が、この地を修行の場として多くの忍者を

輩出したことも伝えられています。

古来より赤目四十八滝は霊地として修行し、あるいは参拝する滝だったのです。

 また次の機会を狙います。


kim