絶好の季節に誘われ、新幹線やバスツアーを利用して全国の観光地を巡ったり、京都や大阪
にコンサートやミュージカルを観に行っていた日常生活はどこへ行ってしまったのか。
コロナ禍の影響で昨年からずっと自粛生活が続いている。家の周辺をウオーキングしたり
週1回ゴルフをして気分転換するのが関の山である。家で過ごす時間が増えるにつれて読書
する機会も増え、司馬遼太郎や五木寛之等若い頃よく読んだ本を再読したり、前から気にな
っていた瀬戸内寂聴訳「源氏物語」や高樹のぶ子訳「伊勢物語」の古典にまで手を出した。
最近では、小説「また、桜の国で」の作家、須賀しのぶに興味を持ち、ほとんどの著作に
目を通した。そろそろ最新作を読みたいと思っているが、雑誌にも新聞にも近況が載らない
のでとても気になっている。M・N