国立社会保障人口問題研究所が、65歳以上の人口割合を推計し公表しました。総人口に占める65歳以上の人の割合(高齢化率)は2040年に全都道府県で3割を超え、秋田など5道県では4割を超す。日本が猛烈なピッチで高齢化に進むことを示している。
とりわけ、都市部での高齢化が著しい。現在、65歳以上の割合は全国平均で23.0%。それが2025年には30.3%、2040年には36.1%まで上昇する。高齢化率は大都市を抱えていない県で高くなる傾向がある。ただ、そうした県は既に高齢化が進んでおり、高齢化人口は大きくは増えない。若年層が減るために高齢化率が高まる格好です。逆に、地方出身の団塊世代が都市にとどまることで、大都市圏では高齢者人口の増加が顕著になる。
滋賀県は2025年の高齢化率が27.5%、2040年で32.8%と全国平均より少ないが、今後の対応を注視したい。
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