大賀ハスは昭和26年(1951年)千葉県千葉市にある東京大学検見川厚生農場の落合遺跡で発掘された、今から
2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハス(古代ハス)です。
植物学者でハスの権威者でもある大賀一郎博士が発掘品の中にハスの果托があることを知り、1951年3月に地元の小・中学生や一般市民などのボランティアの協力を得て、この遺跡の発掘調査を行った。調査は困難を極めたが、作業打切りの夕刻に、地下約6mの泥炭層からハスの実が発掘され、計3粒のハスの実が発掘されました。大賀博士は5月上旬から発掘されたハスの実の発芽育成を行い、2粒は失敗したが、1粒は育ち、7月中旬にピンク色の大輪の花を咲かせ、国内外から大反響を得ました。