守山市赤野井にある大庄屋諏訪家住宅、江戸時代淀藩領のこの地の
農民の指導者でありました諏訪家には立派な池泉式庭園がありますが
近年、琵琶湖の湖面水位の変動により池が涸れていました。
そこで池底に葉が白く変化する半夏生を植えることで水を湛えた
池面の趣が感じられように工夫がされています。
半夏生は白い小さな花が咲きだすと近くの葉が半分ほど白く変色し、
まるで大きな花が咲いたように見せて虫を呼び寄せる水辺の植物です。
ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で太い地下茎があり、
特有のにおいがします。精油は解熱、解毒、利尿作用があり、
生薬として利用されているようです。