スイレンは温帯~熱帯に広く分布するスイレン科スイレン属の多年草水草です。
普通に見られる園芸品種は色々な原種を交雑、改良したものです。
スイレンは大別して、耐寒性(温帯性)と熱帯性に分かれます。前者は根茎、後者は球茎が泥中にあり、長い葉柄の先についた切れ込みのある丸い葉を水面に浮かべる。花柄の先に1花をつけるが、花は耐寒性のものは水面に浮かび、熱帯性スイレンは水面から30~40cm抜き出て咲く。
朝開き、午後閉じる性質があり、夜咲きのものもある。花色は白、黄、青、桃色など。
日本各地に自生するヒツジグサは耐寒性の野生種の一つで、7~10月、径3~5cmの白い花が開き、葉には褐色の斑がある。
スイレンの学名をNymphaea(ニンファエア)といいますが、これはギリシャ神話の水の精nymphに由来します。
スイレンは世界の熱帯や温帯地方に分布して、古くから人々に知られていました。古代エジプト人は白いスイレンと青いスイレンを好んだと伝えられています。
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